2020.04.07
ランディングページ(LP)を活用しよう!その1:特徴と活用方法
ランディングページと聞くと、縦長のページを思い浮かべる人が多いかと思いますが、それだけではなく、通常のホームページと異なる様々な特徴があります。
今回は、ランディングページの特徴、必要なシーン、ビジネスで活用する方法などをご紹介します。
ランディングページとは
「ランディング(Landing)」を直訳すると、「着地する」という意味です。
ユーザーが最初に着地するページということで、WEBの世界では一般的に
WEB上の広告等をクリックした際に表示される、商品やサービスを売ることに特化した、1ページ完結型のWEBページをランディングページと呼びます。
ランディングページの特徴
ランディングページは、
・商品やサービスを購入してもらう
・お問い合わせをしてもらう
・資料請求をしてもらう
など、目標となる行動を起こしてもらうために(「コンバージョン」のために)作られます。
そのため、通常のWEBサイトとは異なる特徴があります。
・縦長のレイアウト
通常のWEBサイトは様々な情報を掲載された複数のページが階層化された構成になっています。
これに対しランディングページは、商品やサービスを売るために必要な情報だけが、縦長のレイアウトの1ページに集約されています。その中で、見せたいコンテンツをストーリー性を持たせて構成することで、ユーザーの購買意欲を高めるのです。
・ページ遷移・リンクが少ない
一般的なWEBサイトでは、項目ごとにページが分かれています。ただし、ページ遷移があるほど、ユーザーはサイトから離脱しやすい傾向があります。
ランディングページでは、ユーザーの離脱を防ぐために、ページを遷移させず、リンクも減らした構成にしています。
余分な情報を出さず、ユーザーを迷わせずに、商品の購入などの行動を起こしてもらうことのみに狙いを絞っているのです。
・インパクトのあるデザイン
ランディングページには他のページへのリンクがないため、ナビゲーションやリンクを表示する必要もありません。
このため、自由なデザインが可能です。ユーザーに強く商品やサービスをアピールするために、文字は見やすいように大きくする、イメージ画像を多く用いてビジュアル的にアピールするなど、派手でインパクトのあるデザインにして、ユーザーに強い印象を残して飽きさせないようにします。
ランディングページのデザインは、一般的なWEBサイトというより、チラシに近いイメージになります。
・SEO対策が難しい
ランディングページは、商品やサービスを売るための必要最小限の情報だけで構成されるため、一般的なWEBサイトと比べるとページ数や情報量は少なくなります。インパクトを重視してイメージ画像を多く用いるため、テキスト(文章)の量も少なくなります。
このため、GoogleやYahoo!検索された際に上位表示させるためのSEO対策は、難しいと言えます。
ただし、WEB広告やSNSをうまく活用してランディングページへ誘導することができれば、大きな効果が期待できます。
ランディングページ自体のSEO対策ではなく、WEB広告に力を注ぐことが成功へのポイントと言えるでしょう。
ランディングページはどんなときに必要なの?
ランディングページは通常のホームページとは目的も構成も異なります。
PRしたいものが絞られていて、ユーザーに何をしてほしいか(購入してほしい・お問い合わせしてほしい等)役割がはっきりと決まっている場合は、ランディングページを作ることがおすすめです。
特定の商品・サービスを売りたい・キャンペーンに応募してもらいたいなど、具体的には、
・新しい健康食品を買ってもらいたい
・新車を試乗してもらいたい
・化粧水のお得な限定キットを試してほしい
・新しいサプリメントのモニターを募集したい
・公開する映画を観に来てほしい
・美味しいお酒をSNSで拡散してもらいたい
・観光PR用の写真のコンテストに応募してもらいたい
・クリスマス限定のスイーツを買ってほしい
・新製品のお菓子を買ってプレゼントが当たるキャンペーンに応募してもらいたい
など。アイデア次第で、さまざまなものに活用できます。
WEB広告を経由することで、興味をもってくれそうなユーザーに絞り込んで表示させることが可能なため、より確実にPRすることが可能です。(詳しくは下記「活用するめに」参照)
ターゲットごとにページを作成して、見せ方を変えて効果的にPRすることも可能です。
役割がはっきりしていいるため、期間が限定されているキャンペーンや、限定商品のPRにも向いています。
通常のWEBサイトよりも低コストで作成できるので、通常のWEBサイトを立ち上げたり改修するよりも手軽に利用できます。 すでに企業サイト(コーポレートサイト)を持っている会社であっても、目的に応じたランディングページを別に立ち上げることで、さらに売り上げアップにつながります。
ランディングページを活用するために
ランディングページは、ただ作っただけでは役に立ちません。
広告やSNSと組み合わせてこそ、その効果が発揮されます。
現在、ランディングページに誘導するために最も利用されている方法はWEB広告です。WEB広告の中にも様々な種類があります。
リスティング広告
GoogleやYahoo!などの検索を利用した際に、入力した検索キーワードに応じて表示されます。検索結果の中でも[広告]と表示されているものです。 選定するキーワードよって効果が大きく異なるので、選定の際はしっかりリサーチを行うことが大切です。
ディスプレイ広告
WEBサイトやアプリの広告枠に表示される広告です。文章だけでなく、画像や動画を含めたものもあります。
年齢や性別、過去のWEBサイトの閲覧履歴からターゲットを絞り込むことが可能です。
リマーケティング広告
過去にサイトを訪問したユーザーに対して表示される広告です。その会社の製品に興味があるユーザーに対してアプローチが可能です。
SNS広告
twitterやInstagram、Facebook、YouTub、LINEなどのSNSに掲載される広告です。
年齢や性別、居住地や興味の対象からターゲットを絞りこむことができます。現在では幅広いユーザーに届けることができる上、ユーザーによる拡散の効果なども期待できます。
他にも様々なものがありますが、それぞれ、特性も料金も異なるので、目的に応じて最適なものを選びましょう。広告のタイトルや説明文、キャッチコピーは、わかりやすく訴求力をもたせて打ち出します。また、市場調査や自社分析を行い、しっかりと戦略をたてた上で運用することが大切です。 戦略をたてず、知識がないまま行ってしまうと、効果が出ずに多くの費用が無駄にかかってしまうことになります。経験が無く効果的な方法がわからない場合は、プロに相談するのがおすすめです。
その他にも、手軽にランディングページに誘導する方法としては以下のものがあります。
メールマガジン・SNSで拡散する
すでに自社でメールマガジンやSNSを運用しているのであればぜひ活用しましょう。 メルマガ会員やフォロワーの人に対して、積極的にアピールして、ランディングページへ誘導しましょう。
自社サイト(コーポレートサイト)からリンクさせる
自社サイト(コーポレートサイト)の中にも、適切な位置にランディングページへのバナーを設置してリンクさせるようにしましょう。
ランディングページの特徴を理解して活用しよう
ランディングページとは一般的には「WEB上の広告等をクリックした際に表示されるページ」のことを言います。商品やサービスを売ることに特化しているため、他のページへのリンクが無い・インパクトのあるデザイン・縦長の1ページ完結型であることなどの特徴があり、通常のWEBサイトとは目的も役割も異なります。
商品やサービスに合わせたランディングページを、WEB広告と組み合わせてうまく運用することで、大きな売り上げアップが可能です。
ぜひ、うまく活用して、ビジネスに役立ててください。